下町ラーメン奮闘記
佐伯幸ノ助
(C)Kounosuke Saeki/Shogakukan 2009
醤油屋さんのケン坊は、ラーメン屋さんの重ちゃんが作る醤油ラーメンが大好き。ある日、いつものように醤油を届けに来たところ、ちょっとしたことで大ゲンカ。重ちゃんは、いつものケン坊の醤油なしで、ラーメンを作ることに。しかし、ひょんなことからその塩ラーメンがバカ受けで...。
posted with EmbedSunday on 2010-04-24
『下町ラーメン奮闘記』 佐伯幸ノ助(クラブサンデー/読切) 評価 8/10
入選+本来1人に与えられる特別育成金を半額の50万と少年部門トップ受賞者さん。
23歳だそうです。それでいてこのセンス!ただただスゴイです...
醤油屋さんとそこの醤油を使った醤油ラーメンしか作らないラーメン屋さんの人情話ですが
細かいシーンまで構成が秀逸で
白か黒かではない細かい葛藤がひしひしと伝わってきます。
絵は描き込み量の少ない青年漫画みたいな感じですが
色々な角度からのキャラの造形に安定感があって安心して読めました。
満田拓也先生が絵は即戦力と評されていましたがまさしく即戦力なんじゃないでしょうか。
既にゲッサンルーキーとして動きだしていて読切も間もなく載るそうなので
期待したいと思います。
作風もサンデーよりゲッサンが合っているタイプだと思うので
自分を生かせるベストな雑誌が見つかって良かったんじゃないかと。
ゲラゲラ悪天使
田中李沙
(C)Risa Tanaka/Shogakukan 2009
ちょっと意地悪な天使のお話。天使たちのボスである神様は意地悪な天使を反省させようと...
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『ゲラゲラ悪天使』 田中李沙(クラブサンデー/読切) 評価 6/10
まんカレ 2007年9・10月期 努力賞(京都府・19歳)『ダハマレース』
21歳の方だそうです。佐伯先生と特別育成金を分け合った実力者さんですが
人物の造形には難があるような気がしました。
反面で、雑だからこそ20ページの1コマ目など引きの絵の細部の描き込みに驚かされましたし
意図してやっているのか効果的なのか読者としては汲み取れませんでしたが
実力の片鱗は見せてくれているんじゃないかと思います。
ストーリー面ではノリもテンポも良く『下町ラーメン奮闘記』と違って少年漫画的で
小さい子が読むことを意識できる方なのは強みだと思いますね。
佐伯先生と違って田中先生は週刊少年サンデーで活躍なさるとのだと思いますが
これまた適材適所の配置と言えるのではないかと思います。
ハカセの危険な日常
湯川晃道
(C)Terumichi yukawa/shogakukan2009
インチキな超能力で、他人をだます者たちを憎み、この世に超能力などないと証明しようとする正義の博士。でも、その博士自身に本物の超能力が宿ってしまって...
posted with EmbedSunday on 2010-04-24
『ハカセの危険な日常』 湯川晃道(クラブサンデー/読切) 評価 6/10
23歳ですか...どこかで修業を積んだんでしょうけど、こなれていますね。
賞的にはこなれすぎて佳作という扱いなんだと思いますが、
読者的にはサラッと読めてしまうので悪い印象はないです。
これを練り込んで連載向けに作って欲しいぐらいのような...
でも、それじゃあ『トリック』の変形版なだけか......
そういえば独特な演出と癖を抜いたトリックみたいなところが
佳作以上に評価されない点かもしれませんね。
補習解放戦線
平岡秀章
(C)Hideaki Hiraoka/Shogakukan 2009
第65回新人コミック大賞<少年部門>佳作受賞作! 学校裏伝統行事「デス・オア・フリーダム」が開催された。教師の妨害を肉弾で突破して、テスト問題をゲットできるか?
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『補習解放戦線』 平岡秀章(クラブサンデー/読切) 評価 3/10
まんカレ 2009年3・4月期 佳作(兵庫県・28歳)『ドロケイドロ~D級学園ドラマ』
※比較基準 『ドロケイドロ~D級学園ドラマ』 評価 6/10[投稿作]
前回28歳の実力者として評価したのですが、なんと!今回は26歳と若返ってしまいました。
永遠の26歳的な扱いでしょうかね...
内容は今回もドロケイドロのような架空の全生徒参加型オリエンテーションゲームが題材でしたが
ドロケイドロと違って読みにくい印象です。
高橋留美子先生は「ギャグとシリアスの組み立てがギクシャクして、ブレた感じになっています。」
と評されていますがその辺のせいなんですかね。
どうも、ギャグが入るたびにテンポが悪い感じです。
そのギャグも唐突でとってつけたような印象ですし...
シリアスになりすぎないようにみたいな意図は分かるだけにもどかしいです。
絵は相変わらず上手いだけに残念な作品でした。
RAIFURU
松峯大樹
(C)Daiki Matsumine/Shogakukan 2009
第65回新人コミック大賞<少年部門>佳作受賞作。二人だけのギャング団「シャドウ」に思わず、助けられることになった高校生、木下巧真の運命は...?
posted with EmbedSunday on 2010-04-24
『RAIFURU』 松峯大樹(クラブサンデー/読切) 評価 1/10
22歳だそうです。22歳ぐらいだったらあまり評価に関係ありませんが一応書いておきます。
↑ のように時間がねじれることもあるのでメモ代わりに...
選考委員の評を見るとどうも4方とも酷評のようですがそれでも佳作なのは不思議です。
唯一、"絵のセンスは感じます。"と書かれている満田先生が押されたんでしょうか。
どこかで見たようなキャラですが、主人公だけやけに造形がこなれていて上手いのは良かったです。
ただそれだけかなと...
世界観も良く分からないまま話が進んじゃって読者置いてきぼりですし
詳しく知りたいと思うような世界観でもないのが正直なところだったり。
このままでは新作を読みたいと思えないので急に化けるのを期待したいです。
Mr.クロスの不思議な誕生日
宮濱邦和
(C)Kunikazu Miyahama/Shogakukan 2009
第65回新人コミック大賞<少年部門>佳作受賞作。現実と異世界の狭間を描いたファンタジー。シンプルな話ながら、独得の世界感が光る作品。
posted with EmbedSunday on 2010-04-24
『Mr.クロスの不思議な誕生日』 宮濱邦和(クラブサンデー/読切) 評価 1/10
20歳の新人さんだそうです。サンデーの場合20歳だと若っ!って印象で評価が甘くなりがちですが
一般的には10代で賞獲らないと少年誌は厳しいそうですから若いとも言ってられないんでしょうね。
なので、そういう意味で言うといくら若くてもさすがに度を過ぎて絵が拙いだろう...と思ってしまいます。
特に決め所のはずの「ドン」が誰?になってしまっているのが残念。
(敵の顔と同化しちゃってるのかと思いました)
あそこでおっ!と思わせる絵が描けていたらまた印象が違っていたんでしょうけど...
話はどうでもいいぐらいありきたりなので言及しませんが
導入部のラノベっぽい部分にはセンスを感じるので大化けを期待して注目したい新人さんです。
