Super Famicom(mu)

無人島物語


無人島物語
 KSS/メディアミューズ サバイバルライフ・シミュレーション 1996年01月26日 16M+B.B.

批評者  ひっき                  評価 8

飛行機事故により漂流することになった無人島を舞台にしたサバイバルシミュレーション。
当時、人気絶頂?だったバーチャの達人 池袋サラが本職としてプログラムディレクターを担当していることでも話題になった。
元々パソコンの作品なので全年齢向けといっても洋画程度のお色気シーンはあったそうなのだが
コンシュマー向けに修正してあるので名残が少し残る程度。
メインの登場人物は主人公の他、爺さんと女性が4人。カッコいい男が出るわけではないから、オンリー男性向け。
(個人的には仲間に出来る登場人物をもっと増やしてライバルのパーティが存在するのもありだと思ったが)
無人島に遭難というとカルネアデスの板や緊急回避等のハードな展開を想像するだろうが、
そんな切羽詰った状況は全くなく(探索すれば)食料とわき水も捨てるほどあるので
無人島で女の子との甘い生活。状況としてはこれに近い。「死ぬ」に関してはこのゲームでは無縁である。
そんな状況の中で保存食、飲料水の載るゴムボートと共に海岸に打ち上げられるという好条件に加え
メインキャンプを作る技術を持っていた?ことから優位に立ち??
リーダーとなった主人公が自分を含め6人の行動を決め陣頭指揮を執ることになるのがこのゲームの概要。
基本的にやることは3つに分類される、広大な無人島の「探索」、探索で発見した目ぼしい場所の「調査」
調査で見けたものを利用した「加工」。この3つを2人ごと3つに分けたチームでカバーしていくことになる。
もちろん、パーティは自由に変えられるのだがキャラの向き不向きはハッキリしているので
主人公+沙織→探検 絵里奈+鈴音→調査 教授+理香→作成。という組み合わせにすれば
大きな入れ替えをする必要がなくなる。全員が揃っていないとチームの入れ替えを出来ないのは唯一面倒なのだが
基本的にはストレスのたまらない作りになっているし、かと言って考えることが少ないわけでもない。
このシステムは実に秀逸でプロの仕事。これ以上難しくしても、簡潔にしても面白さは失われてしまうだろう。
加えてなんと言っても魅力なのは未開の地に切り込んでいくワクワク感と達成感。
これは無人島(実は全然、無人島ではないのだが)ならではのものだろう。
テンポが良くプレイ時間も休日1日あればワンプレイ出来てしまう程度なので適切と言える。
その上で早く脱出することで真のエンディングを見られるのでやりこむ価値もある。
惜しむらくは、普通に島を探索すれば食う物にも困らなくて徐々にアイテムが増え探索し終わる頃に
ちょうど、脱出用のアイテムが揃うという様に、進行をコントロールされてしまっているところ。
これが島の形やアイテムの位置などがランダムであるだけで面白さは何倍にもなったであろうし、
2週目以降はそういうモードに出来ても良かったと思う。
まぁ、欲を言えばというだけで現状SFCのゲームとしてはシステム的にも最高峰だと思う。
なお、このシリーズには記憶喪失になった主人公が記憶を取り戻すといったストーリーの『無人島物語2』
大地震後の東京を舞台にした『無人島物語3』とコンシュマー未移植の作品も多いので最新機種でのリリース求む。




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