Super Famicom(ru)

ルドラの秘宝
ルパン三世 伝説の秘宝を追え!


ルドラの秘宝
 スクウェア/スクウェア RPG 32M+B.B.

批評者  ほげ                      評価 5

SFC最後のスクウェア作品。 よってGBA参入まで任天堂ハードでスクウェア製品は見られないことになる。
SFC最後のスクウェア作品といっても既に1996年のことである。
翌年にはあの『FFZ』がプレステで発売されている。
SFCの時代は、スクウェアがプレステに参入しサターンとのシェア争いに終止符を打つことが予想される1996年には
全く終わっていた。
そんな時代にも、ハード末期の名作というジンクスを信じられるならいいが、本作『ルドラの秘宝』はその例から漏れてしまった。
確かに言霊システムや、物語を四つの主人公から交差して語られるシステムは、期待させられる。
けれどもプレイしてみれば、魔法をプレイヤーの自由な言葉で作成し、
文字通り「言霊」たらしめるというのは、詭にすぎないことが分かる。
作られるものは、『FF』や『DQ』などのRPGで存在した魔法に過ぎないからだ。
それを言葉で作られるからオリジナリティがあるとは到底呼べない。
これは、所詮試行錯誤して作成した既存のRPGにおける魔法を、プログラマーがコンピュータに放り込んだパズルに
当てはめていくという作業を、あたかも「創造力」であるように思わせているだけなのだ。
あるいは、物語のザッピングであるが、おおよそザッピングの傑作『街』には及ぶべくもないし、
でなければ短編がラストで集成されるのは、『DQW』や『ライブ・ア・ライブ』に劣っている。
後者には説明が要るだろう。
『DQW』にしろ『ライブ・ア・ライブ』にしろ、物語の集成のためには、個々の短編が簡潔であることが共通している。
それは当然ながら短編は最後に集成されるものとしての一貫したビッグストーリーに対して、
小さくあることが求められるからだ(それには反復性の問題が大きく関わる)。
ビッグストーリーを存在感あるものにするには、短編が独立してはならない。
短編が長くて存在感が大きい為に独立する物語としての方向を評価する向きもあろうが、
個々の主人公は同じ世界で同じ目的で行動しているから、短編の大きさは反復性を強いられるだけで、
同じ作者が同じ物語をかいた小説のように見えた。
また、スクウェア流の陰気さが漂う物語が今回は見られないのも残念だ。
世界が人間によって汚染された世界を主人公たちが救おうとするのだが、それに対して宿命で片付けるのが気に入らない。
彼らにはどうも私的な動機が欠けているように思われ、公的なものに自己を投影すると
自己から離れて公的さがあたかも自己と勘違いするのと似た物語が展開されていて不快だった。
汚染された世界などどうでもいいところにスクウェアの物語はあっただろう。
後年の『FF[』でも、少し前の『ライブ・ア・アライブ』でも主人公が世界を救う動機は私的なものだったし、
だからこそ共感できたのだった。
本作は短編一つだけならまあ良好な作品だと思った。
戦闘もそこそこ難しくて、魔法の属性によってボスの倒し方が異なったりもするし、街の作り方も裏表の世界が混在している。
物語はひどいが、ありふれたRPGの一つとしてとらえることもできた。
しかし肝心の売りであるはずの短編の集成、
そのゲームにおける置かれ方や言霊システムの無意味さなど、改善すべき点が多かった。
SFC最後とはいえ開発陣のやる気のなさと次世代ハードでも勢力を拡大しうるという傲慢さが垣間見える駄作となっている。

批評者  コトダマオネエサンスキイ         評価 9

SFCの晩年を飾るにふさわしい名作。
躍動的なグラフィック、小気味の良い音楽、言霊などの特徴的なシステム。
2DグラフィックのRPGとしてはトップレベルといえる技術は驚嘆に値する。
反面、ストーリー的には世界を救うというオーソドックスすぎる所が好みの分かれるところ。
個人的には戦闘シーンの音楽が気に入っている。


ルパン三世 伝説の秘宝を追え!
 エポック社/明記されず アクション 12M

批評者  のべ                      評価 7

人気アニメ『ルパン三世』の横スクロールアクション。
まず何といっても、ド迫力のオープニングが見物だろう。
おなじみ『ルパン三世のテーマ'78』に合わせてTVアニメを再現した映像が流れるのだが、
そのクオリティが非常に高い。相当のルパン好きなスタッフじゃないと、ここまで再現しなかったのでは?
中でも注目なのは、TV版では全裸で銃をぶっ放す不二子ちゃんが、ゲーム版では服を着ている。
これは間違い無く任天堂ハードで発売するが故の変更だったに違いない(笑)
ゲーム内容の方はいたってシンプルで、ワルサーやワイヤーを駆使してひたすら進んでいくもの。
敵がトラップや機械しか出てこないため、ちょっと寂しいような気もする。
また、使用キャラがルパンだけというのも残念。出来れば次元や五右衛門も使いたかった




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